top of page
検索

田植えから除草まで

  • editor888
  • 6 時間前
  • 読了時間: 2分

「神の米」と呼ばれるイセヒカリ。その強い生命力を最大限に引き出すために、私たちは一つひとつの工程に時間をかけ、丁寧に向き合っています。今回は、田んぼに苗を植えてから、夏にかけての最も大切な「除草」までの様子をご紹介します。


1. 田植え:いよいよ始まる、一年の歩み

育苗機で健やかに育った苗を、本田(ほんでん)へと移す「田植え」。 最近では田植え機を使うのが一般的であり、作業自体に目新しさはありませんが、私たちにとっては特別な日です。

水鏡となった田んぼに、青々とした苗が整然と並んでいく光景を見ると、「いよいよ、今年も始まった」という心地よい緊張感と高まりを感じます。この小さな苗が、秋には黄金色の稲穂となり、やがて日本酒「竹斉」へと姿を変える。その第一歩となる大切な節目です。


2. チェーン除草:先手必勝の「初期対策」

田植えが終わって一息つく間もなく、約3日後には「チェーン除草」を実施します。 これは、パイプに何本ものチェーンを垂らした器具を田んぼの底に這わせ、泥の表面を軽く攪拌する作業です。

まだ草が目立たないうちに行うのは、理由があります。雑草が大きく育つ前に芽を浮かせることで、真夏に爆発的に増える雑草を未然に抑制できるからです。農薬に頼らない米作りにおいて、この「先手」を打つ知恵は非常に重要です。泥の状態を直接確かめながら、稲がのびのびと育つ環境を整えていきます。


3. 除草:根気と執念で守り抜く「無農薬」

チェーン除草を行っても、自然の生命力は凄まじく、雑草は次々と顔を出します。ここからは、ひたすら手や除草器具を使った「除草」の戦いが始まります。

化学肥料や農薬を一切使わない私たちの田んぼでは、除草剤一本で終わる作業を、すべて人の手で行わなければなりません。照りつける夏の太陽の下、何度も田んぼに入り、根気強く草を取り除く作業は、お米作りの中で最も過酷な工程と言えます。

しかし、この「泥臭い努力」こそが、お米の純度を高めます。余計な雑草に栄養を奪われることなく、大地の力を一身に浴びて育ったイセヒカリは、芯の強い、生命力に満ちたお米になります。

「竹斉」の澄んだ味わいの裏側には、こうした夏の日の地道な積み重ねがあります。秋の収穫まで、私たちは稲の一番近くで、その成長を見守り続けます。

 
 
 

コメント


bottom of page