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脱穀と精米

  • editor888
  • 6 時間前
  • 読了時間: 2分

お米の生命力を、そのままお酒の力へ

秋の風に揺られ、太陽の光を浴びて熟成した「稲架掛け(はさがけ)」の稲。いよいよ最後の手仕事として、お米を一粒一粒の輝きへと変えていく「脱穀」と「精米」の工程を迎えます。


収穫の喜びを噛みしめる「脱穀」

乾燥が終わった稲を脱穀機にかけ、籾(もみ)を取り出していきます。 機械を通るたびに、さらさらと音を立てて集まってくる黄金色の籾。

一粒一粒に、春からの泥まみれの作業や、夏の暑さ、秋の風が詰まっています。この瞬間は、何物にも代えがたい収穫の喜びを感じる時です。


90%精米:あえて「削らない」という贅沢

こうして収穫された大切なお米は、いよいよお酒造りのための「白米」へと精米されます。ここで、竹斉の大きなこだわりがあります。

一般的に、高級な日本酒(吟醸酒や大吟醸酒など)は、お米を半分以上(精米歩合50%以下など)まで深く削り取ります。お米の外側にあるタンパク質や脂質を削り落とすことで、雑味のない、華やかでスッキリとした味わいを目指すのが現代の主流です。

しかし、竹斉の精米度は「90%」。つまり、お米の表面をわずか10%しか削りません。

なぜ、あえて削らないのか。それは、私たちが丹精込めて育てた「イセヒカリ」というお米そのものの力を信じているからです。無農薬・無化学肥料で育て、天日でじっくり乾かしたお米には、大地のエネルギーと豊かな風味が凝縮されています。たくさん削ってしまうことは、私たちが守り抜いたその「生命力」や「お米本来の旨み」を捨ててしまうことだと考えています。


お米の個性を、酒の個性に

90%精米で仕込むお酒は、ごまかしが効きません。お米の質がそのままお酒の味に直結するからです。 削りすぎないことで残るお米の複雑な旨み、力強い風味、そして「昔ながらのお米作り」の風景。それらを丸ごと日本酒の中に封じ込めたい。

「竹斉」を口に含んだときに感じる、ふくよかで芯のある味わい。それは、大地が育んだお米の個性を最大限に尊重した、私たちの「削らない贅沢」の証なのです。

 
 
 

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